イスラムの断食とは?

皆さん、こんにちは!

季節の変わり目と言えば、デトックス!
と断食をされる方も多いのではないでしょうか?

イスラムの断食と言えば
「ラマダン」のイメージが高いと思いますが
ラマダンというのは暦上9月を指している名前の事です。

西暦とヒジュラ暦(イスラム教徒の暦で1年354日)の間では、年々約11日程ずつズレが生じてくるので、
ラマダン月と言っても夏に必ずやってくる訳ではありません。

さて、ラマダン月の断食は1ヶ月まるまる、毎日、日昇時間中は飲食を断ちますが、
その他にも断食にはたくさん種類があり、色んな方法があります。
その数なんと7種類。

今日はそのうちの3つを紹介します!

ダウドの断食
2日に1回日昇時間は飲食を断つ方法。
これはダウドという預言者が罪の赦しを神に乞う為に始められたとされる断食法ですが、
断食は人間の弱さを感じ、常日頃から翼を垂れ、
謙虚に生き平和を築くために、非常に役に立つ物だと、私も10年間続けてきて、心底感じている事です。

月木の断食。
月曜日と木曜日の日昇時間に飲食を断つ。

白い断食。
太陰暦で新月から始まるヒジュラ暦13、14、15日に毎月3日間、
日昇時間、飲食を断つ方法。
10月は9日、10日、11日が白い日で、
この3日間は月の明かりが最高になる白い日(アイヤーム・アルビード)
と呼ばれる満月と満月の前後の3日間に、断食を行うと良いと伝えられています。

心、体、魂を大切にするために、
心を沈め飲食を断つことで、気持ちを緩やかに平和を願い、のんびりと過ごす時間。

今の現代人に非常に大切な時間なのではと思います。

イスラムでは、断食の前後にデーツを3個、もしくは奇数個食べることが推奨されています。


糖代謝を維持しておく為にも、はちみつやデーツなどの単糖類を断食の前後に食べておくことで、
エネルギー補給にもなりますね!

イスラムでは食事の前に季節の熟したフルーツを食べる事も推奨されているほど、
いかに糖分が私たちのカラダに必要かがわかります。

食べ物  30%
水    30%
空気   30%
空の状態 10%

食事の際は、お腹の中をこの状態にしておくのが、
一番健康に良いとされています。

飽食な現代に生きる私たちがいかに食べ過ぎているかが分かります。

ダイエット、太りたいなど悩みが多い現代人ですが、
ぜひこの様に心身ともにリラックスできる状態が出来るだけ続けられる様になると良いですね!

全人類がこの状態をキープすることができれば、
お金、貧困、戦争問題は大抵のことが解決できるのではないかと本気で思うほど、
世の中は欲で溢れかえっているように思います。